すいかのたね

スパイラル:ソウ オールリセットのすいかのたねのネタバレレビュー・内容・結末

2.7

このレビューはネタバレを含みます

完全にネタバレしていますので、作品に興味がある方は読まない方が良いかと思います!!

んんん~?ソウシリーズは一応全部見ましたが一番スピンオフっぽい作品でした。話としてはジグソウ…はあんまり関係なくて、一応作中でいう悪徳警官を私怨からとにかく殺すというヤツ…まあジグソウも実際私怨で動いてたから、そこの動機はソウシリーズと大きく変わらない気がしますが…ネタバレされても「んんん~?…いやもう視聴者は分かってる範囲のことだけ明かしてどうすんだ??」となったのが見ての印象。

ストーリー
腐った警察は俺が正してやるって人が殺しを量産するヤツ…これが驚くことに序盤のプロットで明かされてから『最初から最後までそのまんま』…ソウシリーズなので『何か別方向から理由や仕掛けがあるんだろ?』と思ってたら特に何もなく、ラストいつものBGM流しながら動機を明かされますが…BGM前から、というか冒頭から『警察の浄化です』という話はほぼ明かしてたので、言うほど驚きはなく…『おいおいソウにサミュエル・L・ジャクソン出てるぜ!』ってなったサミュエル・L・ジャクソンが何か死ぬだけという。
…まあ死ぬまではまだいいけどさ…犯人はさーすがにあの場面から逃げられないでしょう??身分も全部明かしてるしエレベータでのろのろ逃げるだけって…『それは勢いでは乗り切れないだろ!!?本当にそれでいいの????』となってしまいました。
犯人については、視聴してる人は恐らく誰でも『こいつ怪しくね』って思うであろう人がそのままズドンです…うーむ。

殺し方
今回のトラップは『生存といいつつほぼ死』の方向ですね。まあこれはシリーズによって甘さがバラけてる気がしますが、2が甘すぎただけかな~。指引きちぎりはギリギリアウトだったのか?嚙んでないと機械が稼働しないのはキッツい仕様ですねえ…あと警察の資料室にあの設備はちょっと無理があり過ぎなんじゃないでしょうかね…別に警察内を手薄にする意味も無いんじゃないかなと思いました。
他の殺し方についても、拉致の仕方がガチで力業でちょっと…これは今までもそうだったっけ?ヤられる側が現役警官ばっかりなので、犯人の仕事としてはかなりキツいんじゃないかなと思いました。

今回は殺す側にあんまりこだわりが無く、場面転換と勢いでターゲットをガンガン殺っていくのでスピード感があり、ソウシリーズとしては新鮮な印象がありましたが…オチのつけ方があまりにも雑だったかなというのが総括になります…よく殺し方だけを見る映画みたいに言われますが、本作はジグソウとの関係も非常に薄く、本当に話のネタが尽きた印象を受けました…ソウシリーズでなければもう少し評価が上がったかも?
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