えり

燃えよデブゴン/TOKYO MISSIONのえりのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

エンターテイメントとしてこれ以上ないほどの作品で大満足!
あの抜群のプロポーションを誇るドニー・イェンをぽっちゃりに仕立て上げ(このあたりからすでに香港らしい)、東京のヤクザと絡ませることによってやりたい放題のアクションを見せるこの心意気や良し。
ドニーさんがキュートなのは言うまでもないんですが、ヒロインがまたキュート。彼女に振られることによって物語が展開していくわけですが、一度落ちてしまったらどこまでも、せっかく犯人を逮捕しても叱責され降格処分、ジェリー・ラムたち部下からはその無茶なやり方から解放される!と喜ばれ……。
しかしそんな展開にそこまで悲壮感を感じないのはひとえにドニー演じるロンの、どこまでも熱血バカなその熱さがあるがゆえかもしれません。
舞台が東京に移ってからは、葉山豪さんのこれでもかというほどの捨身の演技に爆笑し、王晶が脚本ばかりか自ら重要なシーンを演じ、しかもその元恋人役がテレサ・モウとか!という感じではありましたが、予想に反してえげつないシーンやセリフはそこまで見当たらず、ホッとしました。
竹中直人さんやバービーさんが少しもったいなくは感じましたが、それでもラストのラストまでこれぞエンターテインメント!という感じで新年一発目にこの映画を選んで大正解でした。
このご時世にこの作品を全国規模で公開してくださってありがとうございます!と各方面にお伝えしたい気持ちです。
今晩は最高に良い気分で寝られそう。
えり

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