さてこちらは初見。レスリーニールセン繋がりで観てしまった。というか、こんな映画があるのも知らなかった。
学生の頃にテレビシリーズの「フライングコップ」を観て衝撃を受け、ボクの笑いの基本がココに形成されてしまった。後に「裸の銃を持つ男」として映画化された時は嬉々として劇場に観に行ったものだ。
そんなレスリーニールセン、こんな頃までパロディ映画撮ってたのか?!と驚いた。元ネタになっているのが「スピード」「羊たちの沈黙」「ジュラシックパーク」など、自分の中ではかなり最近の映画ww
そうは言っても今さらこんなもんで笑えるわけもないよなとタカを括って見始める。
ふむふむ、スパイ物ということで、これはボンド映画、サンダーボール作戦まんまのパロディやな。なかなか良くできてる。
そして007独特のシルエットで見せるオープニングクレジット…に被って現れたアルヤンコビックでたまらず爆笑。お前か!
素晴らしい美声でロングトーンをかますアルの行く末w 馬鹿馬鹿しすぎるww
中身は相変わらずの天然マジボケの連発、サプライズゲストは年末のガキ使どころではなく、特攻野郎ばりのヘリに乗っているのはミスターT、スピードの停まらないバスを運転するのはレイチャールズ(オイオイ)、さらにはハルクホーガンがシレっと出ている。
来る人を驚かせたいという一心でいちいち欽ちゃんの仮装大賞に勤しむチャールズダーニングのお茶目ぶりもすごい。
ボンドガール的にベッドを共にする女性も出てくるけれど、キング&カーペンター作品「クリスティーン」のアレクサンドラポールが出ているのが驚いた。立派なレディになったもんだ笑
ZAZチームは絡んでおらず、そのぶん物語としての厚みがあまりにも無さすぎて萎えるけれど、どうしたって嫌いになれないので真っ当な評価とは言えなくてゴメンなさい😅