カモノハシペリー

破壊の日のカモノハシペリーのレビュー・感想・評価

破壊の日(2020年製作の映画)
5.0
鳥肌とは違う内から燃ゆるような火が灯されていくのを感じた。豊田監督は10代の自分にかなり強い影響を与える作品を撮ってきた人で、オーバーグラウンドシーンでの仕事も拝見してましたがやはりこういう手綱を全て握って決めれる作品の凄みは随一。好みといえばそれまでですが、これこれ!という気持ちになった。即身仏になろうなんて思ったことないけど、狂気に触れてこちらも発狂しそうになりました。多少の違和感もないことはないのですがそれこそ自然で、作中の言葉を借りれば濁りこそ本質。