あさのひかり

メイキング・オブ・モータウンのあさのひかりのレビュー・感想・評価

4.0
スティーヴィー・ワンダーやマイケル・ジャクソンの天才少年時代の歌ってる姿や、マーヴィン・ゲイの名曲の成り立ちをサポート紹介とともに観れて聴けただけで楽しかった。特にマーヴィン・ゲイって私が田舎の高校生で洋楽に目覚め始めた頃に、ラジオから流れてきた曲聴いて「大人の曲!おしゃれでかっこいい!」って思ってたし、他にこういう人って実はいないよなあ、やっぱり好きだ。

でも、映画として面白いのは創業当時の立役者、ベリー&スモーキー(トム&ジェリー味あったからそんな書き方にしてみたよ)の二人のおじいちゃん達の互いに認め合う大人な掛け合い、あんな楽しそうな掛け合いってなかなかないよ。あの楽しそうな話し方観てるだけで、モータウンって組織がいい雰囲気な会社なのすごく伝わってくる。

っていうか音楽関係なく組織のお話としてすごく面白かったし勉強になった。厳しい競争もあってダメなものはダメ、ってのもあって、でも、信頼も家族のような愛情もあって、そして組織として認めなかったはずの枠を超えて活躍する才能にはちゃんと敬意が払われてて。最近映画で高いプロ意識みたいなことへの 刺激受けること多いんだけど、ベリーのあり方、言葉にもそういう刺激受けまくり。本当観て良かったな。
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