アメリカのデトロイトから生まれた小さなレーベルが、いまや伝説ともいえるほど世界的なビッグレーベルになった理由がよくわかりました。
モータウンを代表する名曲の数々、
誰もが一度は耳にしたことのある、あの曲やこの曲…
制作過程などを文字上で読んでいても、
レコーディング時の音声や音源、映像込みで、
こうして制作されたのだと知れるのは、
なんて極上な至福のひとときなのだろう…
と見ながら浸っていました。
何度も涙が込み上げてきては、堪えるのに必死でした。
スティービー・ワンダーとマイケル・ジャクソンが、
子供ながらにして天性の才能を発揮していて、
改めて正真正銘の天才なのだと感動。。
マーヴィン・ゲイのハンサムさと、
歌声ももちろんだけど、話し声もいい声だな〜とうっとりしたし、「What's Goin' On」の制作背景には胸がギュッと苦しくなった。
50年たっても変わっていない現状…余計沁みました。
そしてなんといっても、
ベリー・ゴーディがすごすぎる。
ご本人の才能もさることながら、
先見の明、歌手やミュージシャンたちの潜在能力の引き出し方、人材育成、ビジネススキル…
モータウンを生んだのが彼じゃなかったら、
モータウンがここまで大きくなっていないだろうなというのが分かりました。
時には間違うこともあっただろうけど、
彼が育ててきたシンガーたちが、
自分の意思を持って才能を開花し爆発させて、
歴史に名を残す偉大なビッグシンガーになっていって…
本当にすごいなぁとこれまた感動。
スモーキー・ロビンソンと二人で昔話をガハガハ笑いながら楽しそうに話す姿がとても微笑ましくて、見ていて楽しかったです。
いつか、デトロイトのモータウン歴史博物館に行きたいという夢ができました。
