ライミ

3年目のデビューのライミのレビュー・感想・評価

3年目のデビュー(2020年製作の映画)
4.5
日向坂46です!ヒー!

ちょっと長いですが、良ければ読んでください。

「おひさま」だからこそ編集だったりに不満が残る方がいるのも当たり前だと思います!
その中で
僕個人の意見としては本当に素晴らしい作品だなって感じました!
正直鮮度高いので補正かかってるかもですが、本当に本当によかった!

「欅坂46」の最終選考に参加できなかった
長濱ねるの特例の参加の為に作られた、欅坂46の妹グループ「けやき坂46」。

欅坂を輝かせるための引き立て役だの、失敗グループだのと罵声を浴びせ続けられ、日の目を浴びる事が出来なかった彼女たちが、「東京ドーム」を決定するまでに至るすべての物語。

今に至るまでの数々の輝かしい舞台の裏にある彼女達の苦悩の数々。
当事者の彼女らにしかわからない苦痛の日々は断片的にだけ観ても胸が苦しくなるものでした。

あんなに苦しい日々を誰1人として欠けることなく「けやき坂46」から「日向坂46」という単独デビューまで果たした彼女らの素晴らしさ。

しかしデビュー曲「キュン」後に、
けやき坂時代からフロントでグループを引っ張り続けた「柿崎芽実」の卒業。
彼女が本当に望んで下した決断ではないこと。
改めてこの作品を観て、柿崎芽実というひとりのアイドルの素晴らしさ、今も日向坂46として活躍して欲しかったという気持ちを正直感じてしまった。
こればっかしは彼女の人生を考えたら仕方ない結果だが、二度とあのような事は起きて欲しくない。

そして、そんな加入後絶対的センターでグループを支える「小坂菜緒」。
欅坂46で絶対的エースとして脱退まで引っ張り続けた平手友梨奈のいくつかの病欠。

2期参入後センターとして引っ張り続ける小坂菜緒。
欅坂同様に日向も絶対的センター制をとっているが、今作を見て、やっぱりセンターとしてのプレッシャーは計り知れないものだということがわかった。
こさかなの若いのに年長者と言っても過言でないほどの責任感は素敵だが、その反動で潰れてしまわないかが本当に心配です。

1stアルバム「ひなたざか」のリード曲「アザトカワイイ」ではセンターがみーぱんに戻るという結果になり、絶対的センターのプレッシャーを感じていたいこさかなの話を見てセンター固定はやっぱり危険なんじゃないかと感じてしまいました。
でも、その後の話もあるのでぜひ劇場に!

はー。
ここまでも長文で語らせていただきましたが、まだまだ出てきそうなので、最後に伝えたい3点だけ。

4thシングルのカップリング曲「青春の馬」
「ひなあい」でMV解説を見た時流石のバラエティ力だなwwwって思ったが、その裏側で「濱岸ひより」の復帰への不安、葛藤など様々な事が描かれていた。
ひよたんも卒業という結果にならなくてよかった。

次に、上村ひなのという天才。
「ひなあい」で天才的な発言でファンを楽しませる彼女だが、3期生の参加は彼女ただひとり。
あんなにも若い女の子がひとり未開の地に足を踏み入れるなんてどー考えてもしんどい事だろうけど、天才的な部分しか見ず平気なのかなと感じていた。
そんなわけはなかった。そりゃそうだ。
とんでもないプレッシャーという重圧に耐えることがどんなに大変か。
それをしっかりと支えるあのグループが本当に素敵だが、負けずに努力を続けた上村ひなのという少女が本当にかっこよかった。

最後に、
「佐々木久美」という最高のキャプテンがあのグループにいて本当によかった。
グループを言葉にできない程愛しているからこそ、甘やかすだけでなく、叱責する場面ではしっかりと言葉にする事でグループを支え続けるキャプテン。
言い方は悪いかもしれないが、彼女がいなければ初期にグループが潰れていてもおかしくなかったのではないかと思う。

今では個々がそれぞれの良さを高め合い、自分のためだけでなくグループのために自分を使い周りを活かしたりとあそこまでチームワーク、団結の高いアイドルはそうそう存在しないと思う。

アイドルにハマったことがなかったので、正直自分でも意外だが「日向坂46」沼にはズブズブにハマりまくってる。
むしろこの沼にハマれて、彼女らに出逢えて本当によかった。

日向坂46を知らない方も多いと思いますが、
もしよろしければ劇場に足を運んでみてくださいませんか。
本当に贔屓を抜きにしても素敵なグループなので是非見て欲しいです。よろしくお願いします。
ライミ

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