日本の、しかも政治家のドキュメンタリーってあまり観たことがないなぁと思い視聴。
タイトル通り「なぜ君は総理大臣になれないのか」と。
でも監督や家族が言うように「政治家に向いていない」気もする。
熱く、真っ直ぐでとても魅力的な人だと思う。
でもそれだけではやっていけないのが政治の世界なのか。
政党って何だろう。党利党略って何だろう。
政治を行うのは政治家なのか政党なのか。
「51対49で勝つと、それは結局1対0に見えてしまう。勝った51が49をどれだけ背負えるのか」というようなことを仰っていたが、本当その通りだと思う。
支援者と向き合う姿、秘書の願いや想い、それに奥さん・娘さん、ご両親といったご家族との姿、ご家族それぞれの想いなどにも迫っており、ドキュメンタリーとしても面白かった。
途中、なんだかグッときてしまう場面もあった。
政治家のドキュメンタリー映画であると同時に、ある一つの家族のドキュメンタリー映画でもあり、胸が熱くなる良い映画でした。