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海辺の家族たちのshinのレビュー・感想・評価

海辺の家族たち(2017年製作の映画)
4.0
父親の病をきっかけに20年振りに帰ってくる娘と、寂れる故郷を嘆く息子たち。
子供たちって言っても5~60代の娘息子。各々の人生を振り返ったり、これからの足跡をどこにどう残していくか。そこに海と地平線添えられたら哀愁を感じずにはいられない。
「お前がもう少しふしだらでもよかった」笑顔で歩くこのシーン素敵すぎたし悲しすぎた。

色合いもすごく良かった。冒頭、父親の赤シャツにデニム柄のアウターの時点で好き。
本質は地方経済とか過疎、移民問題っていう社会派ドラマだと思うんだけど家族各々の目線で展開していくから観やすかった。

舞台は港町のみで閉鎖感を少し感じる。でも心地良さある閉鎖感。自分の生まれ故郷を思い出すと閉鎖感が地元/故郷の良さなのかな。そんな余韻。
あのマルセイユの港にパスタ食べに行きたい!でも海鮮は苦手だからカルボナーラ。
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