見どころのない町などないのだ。旅先を楽しめないのであれば、それは旅をする側の問題なのである。
ってことばを某所で数時間前に読んで、良いねえ、本当にそうだねえ、と思ったのは、つまりそれは旅に限定した話ではなく、小説だってそうだし映画だってそうだよ。って持論に合致していたから。
たとえばこの作品、映画をたくさん見るひとほど評価しそうな気配で、それは「楽しめるレセプター」が、それまでに見た映画で育っているからで、もし楽しめないとすればそれは(中略)だと思うんですよ。
まあね、そういう言い方をしていくと、昨日見たソル・ギョング主演作を楽しめなかったのは俺にこそ問題があった、ってことになって……いや、すみません、なんかそんな気がしたんです。
知ってる俳優が出てる、とか、大ヒットしてるらしい、とか、そういう要素に引っかかりを感じて映画を楽しむ層にはアピールしないかも、だけど、これはこれで良い90分。と思えるひとたちの声が聞こえる世界が住みやすい。そんな感想。
