震災を語り継ぐことは必要なのに、そもそも、人が何かを語ること、そして別の誰かが語ることの難しさを痛感させられた。
しかし、正確に語ることや、名文で語るよりも、人の話を丁寧に聞き、語りに対して真剣な姿…
体験した者、体験していない者の距離感として、すごく適切な見せ方だと思う。
体験した者は、なぜ私たちだったのか。
体験していない者は、なぜ私たちじゃなかったのか、と問い続ける。
その苦悩がしっかりと…
一体、人が誠実に人生を持て life に関わることを語る声を、真面目に聞かない者などいない。小森はるか。息をするように撮る。あるいは濱口のワークショップも演技とは言え、やはり誠実に語る声ではあるはず…
>>続きを読む2025.01.20
2025.01.25
2025.03.17
ただ、名前、年齢、出身のみでしか示されない四人の若者が被災者(というより当事者という言葉がふさわしい)と過ごす二週間を経て『二重の…
「二重のまち」「うたを編む」という言葉の意味が分かった時に何と言って良いか分からなかった。
試みとして興味深く、そして本当に丁寧で切実だと思う。
テキストがそこにいる人間と出会う。その人には身体が…
3.11で大きな被害を受けなかった。そこに対する複雑な感情。
わたし自身も感じることがある。
2011年3月。わたしは中学生で、地元の福岡に住んでいた。福岡は揺れることなく、あの日は塾で勉強していた…
過去にあった出来事とか人々とかの記憶が失われないように、ため込んでいくこと(≒過去の即自的保存??)は、それ自体として重要なものとしてみなすような考え方が、つまり、その記憶が未来の人々に参照されさら…
>>続きを読む(C) KOMORI Haruka + SEO Natsumi