ストーリーは、ありきたりでシンプルなもの。
その分、特撮、人形に工夫がある。
本作は実写、CG、アニメ、人形など様々な素材を組み合わせているが、それらが自然に溶け込んでいる。
特にタイトルにもある通り、霧の中からぬっと現れる怪物は幻想的である。
このあたりはブラッドベリの「霧笛」などイメージしているのかもしれない。
怪物の鳴き声もサイレンのようであるし。
◯アクション
怪物が暴れるシーンはさすがに少しボロが出る。
炎、水の大きさ、人形の大きさがあってないような。怪物の移動スピードも早いように見える。
それでも、注意深くアラサガシしないとわからないレベルだと思う。
◯その他
東宝特撮の大御所スタッフ、島倉二千六が背景画を描いている。