りゅう

狭霧の國のりゅうのレビュー・感想・評価

狭霧の國(2020年製作の映画)
3.5
ストーリーは、ありきたりでシンプルなもの。
その分、特撮、人形に工夫がある。

本作は実写、CG、アニメ、人形など様々な素材を組み合わせているが、それらが自然に溶け込んでいる。

特にタイトルにもある通り、霧の中からぬっと現れる怪物は幻想的である。
このあたりはブラッドベリの「霧笛」などイメージしているのかもしれない。
怪物の鳴き声もサイレンのようであるし。

◯アクション
怪物が暴れるシーンはさすがに少しボロが出る。
炎、水の大きさ、人形の大きさがあってないような。怪物の移動スピードも早いように見える。
それでも、注意深くアラサガシしないとわからないレベルだと思う。

◯その他
東宝特撮の大御所スタッフ、島倉二千六が背景画を描いている。
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