逃げるし恥だし役立たず

2067の逃げるし恥だし役立たずのレビュー・感想・評価

2067(2020年製作の映画)
3.0
2067年、酸素の減少と謎のウイルスの蔓延により荒廃した地球で、最愛の妻を救うため未来への旅に出る物語。オーストラリアのSFアドベンチャー映画。氾濫するタイムトラベルの映画であるが、アドベンチャー作品というよりはサスペンス作品に近い。良作なのだが記憶に残り難い作品。一介のトンネル作業員イーサン・ホワイト(コディ・スミット=マクフィー)が未来に送りまれた理由、育ての親であるジュード・マザーズ(ライアン・クワンテン)の不審な行動の目的、クロニコープ社の陰謀が展開によって紐解かれる。物語の後半にはジュードの熱き兄弟愛、家族愛も描かれている。ラストも感動。近未来の映像、演出や脚本、配役も良い。
主人公のGショックのような端末の装着シーンが痛々しい事、ラストが花屋の配達の様になっている事に違和感あり。