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ザ・コールのTAMUのレビュー・感想・評価

ザ・コール(2020年製作の映画)
3.9
これ怖い💦
ゾンビに続いて、またしても恐ろしい敵を相手にするパク・シネ受難シリーズ第二弾。
(ゾンビの方は『#生きている』ね)

過去と未来が繋がってしまう不思議な電話を通じて、明るい未来になるはずが恐ろしい未来を招いてしまうホラーチックなミステリー。

『バックトゥザ・フューチャー』を見ていれば、スピンオフ作品として見ても楽しめるw

この手の作品が抱えてしまうのは、ツッコミどころではあるが、そこは少し優しい気持ちで見る必要があるw

個人的には父親がいると金持ち幸せ、いないと貧乏不幸みたいな描かれ方をしている点は、分かりやす過ぎてイマイチか。

金持ち家庭ではお嬢様チックなファッションで髪型もロング、対してお金に不自由だとファストファッションで髪型はセミロング。
て、とこで監督は男だなーと思ったりw

まぁ、主演ソヨンを演じたパク・シネが良い人過ぎるようにも思えるが「クソ女!」聞けたので満足。欲を言えばソテジファンに対してBTS聴かせまくるくらいの冒険心が欲しいw

そして、ヨンスク役のチョン・ジョンソ。『バーニング 』での鮮烈デビュー後にこの役。
『‪哭声‬』のチョン・ウヒの独壇場となるキラー女子枠の対抗馬登場か。
ところで、何で消化器いっぱい持っているのかw

個人的に重大なのは、誠実な警官イ・ドンフィである。お前らの電話のせいで人生めちゃくちゃなのだから、パク・シネもう少し気にかけて欲しい。子供だっていたかもしれない💦

更には『スウィングキッズ』の踊れるおじさん、イチゴ屋オ・ジョンセがいい味出してる。
初めて入った人の家の冷蔵庫開ける辺りは、どの作品にも共通する心やさしき無神経w

ついでに、ドラマ『私のおじさん』見て今1番ホットなおじさんパク・シネのお父さん、パク・ホサン!本作はただ人の良い無機質なおじさん。
本当は夜な夜な飲みに行って、奥さんから虐げられて欲しかったw

驚きなのが、本作のイ・チュンヒョン監督はパク・シネと同じ90年生まれ。
荒削りではあるものの、惹きつける魅力のある作品。若い力が台頭することで、大物監督にも刺激を与えそうで羨ましい限り。
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