[形骸化した虚無の儀式] 70点
真っ白な雪に包まれた1930年冬のモスクワにて、レオニード・ラムジン以下著名なエコノミストやエンジニアたちの裁判が始まった。"産業党"という組織を結成し、クーデタ…
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柱のないまま塔を建てるようとするかのように裁判が続いていく。被告人達の発言、問われている罪、それらは形骸でありながら傍聴席や民衆を沸かせている。これに乗ってしまう、乗せられてしまうのは何故だろうと思…
>>続きを読む労働者賛美、知識層との分裂への煽り、フランスがソ連政権打倒を計っているとの示唆、外国との内通はバレるという脅し、経済政策の失敗の責任の押し付け、などを通して、社会主義という虚構に大衆をさらに組み込ん…
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