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悪は存在せずのnago19のネタバレレビュー・内容・結末

悪は存在せず(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

死刑制度がある国の国民としてすごく考えさせられる。死刑に対する考え方も感じ方も人それぞれ。犯罪者側、被害者側の当事者だったら、親族にその仕事をしている人間がいたら、その仕事を選ばなくても公務員で順番で回って来たり、国民全体で順番に回ってくるような制度の国だったら。
1話ずつの見応えが重くて途中休憩。自分の考えも揺れ動く。自分はできるか。思想犯や癒着もあり得る国での死刑だったら特に執行したくない。
ラストは映画でよくみる土埃舞う山間部。それ以外の町の中や緑の多い山の景色が新鮮。1話、買って来たものを運んで冷蔵庫に入れたり3話の外の椅子を運び入れて準備をするみんなでする作業のシーンが好き。ラストの若い娘は空港での別れまでに父親に愛のある言葉をかけるだろう。
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