Haruki

悪は存在せずのHarukiのレビュー・感想・評価

悪は存在せず(2020年製作の映画)
4.7
4話のオムニバス形式でイランの死刑制度の是非を問い、人間に科された責任というものの本質を静謐に描ききった作品。

抒情的でダーク、重厚にして繊細なストーリーには圧倒される。

死刑をめぐって登場人物たちの葛藤が引き起こされ、愛する人と引き離され、人生が狂わされる。

日本も他人事ではないテーマが胸にのしかかってくる。

1話目が圧倒的に好きで、この作品のテーマを一気に言い表している。
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