ハンスウ

悪は存在せずのハンスウのレビュー・感想・評価

悪は存在せず(2020年製作の映画)
3.0
WOWOWで。

ドイツ映画かと思ったらイランが舞台の映画でした。たまたま偶然2日続けてイラン映画を観てしまった……

死刑に関する話をリンクする四つの話に分けて構成されている映画でした。昨日観た「英雄の証明」と同様、イランの制度とかを理解するのに苦労しました。

イランでは当たり前のようにある死刑制度。でも実際こんな感じだけどどう思う?って言われて問いかけられているような作品ですね。

でも、もういろいろ分からな過ぎて、すぐにウィキとかをチェックしてみたら、別に死刑反対を強く訴える映画でもないのにイランでは上映禁止で監督は逮捕されたという……それだけに、イラン公用語のペルシャ語版ウィキには簡単なあらすじがちょこっと書いてあるだけで情報らしい情報がない。

ドイツの映画祭で最高賞を受賞したんだけどドイツは死刑廃止国。そのためかドイツ語版ウィキが1番豊富な情報が得られる。こういった国の制度によっても映画の評価っていうのは大きく分かれてしまうんだなと、映画本編とは関係ないとこで思うことがありました。

「休暇」っていう日本映画があったけど、この映画で死刑執行が細かく描かれていたけど、これについて一市民が悩まされることなんてないですからね。死刑執行のプロセスとかがまたいろいろ違うからこの「悪は存在せず」を観ても自分のことのように観ることがなかなか難しかったですね。
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