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悪は存在せずのきのぴのレビュー・感想・評価

悪は存在せず(2020年製作の映画)
3.8
4編の物語が、死刑制度の是非を問う。イランでは上映禁止になり、監督には実刑判決が下ったそうな。それだけ価値のある映画だといえるのかも。
タイトルから予想されるように、本当に深く考えさせられる内容だった。受刑者の素性も、犯した罪も、そもそも罪を犯したのかどうかさえ知らないまま死刑を執行しなくてはならない。尋常じゃない精神的負担だと思う。同じく死刑制度を採用している国の者として、一見しておいて損はない映画でしょう。
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