緑

悪は存在せずの緑のネタバレレビュー・内容・結末

悪は存在せず(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

死刑執行を命じられた人たちの話。
オムニバス。

1話目
妻子と暮らす男性の1日。
仕事終わりに妻と子を迎えに行き、
外食をし、
帰って寝て3時に起床して出勤。
小部屋でひとり飲み食いしながら
ボタンを押してガラスの向こうを確認。
ぶら下がる人たちの脚。

2話目
徴兵されて死刑執行の役割を課された
男性たちの寝室。
翌朝執行をしなければならない男性が
同室のうちのひとりや
彼女の手助けを得て脱走する。
同室の誰かが執行の際は対象者に
何をやったか必ず訊いていた。
もし「自分はなにもやっていない」と
言われたらどうするんだろうと
気になってならない。

3話目
彼女の誕生日を祝いにきたら、
身内が死んだと聞かされた男性。
この先、寝落ち……。

4話目
空港で友人の娘を迎える夫婦と思しき男女。
不穏な雰囲気に娘がこの男性に
殺されるのかとハラハラしたが、
そういう映画ではなく。
男性は死刑執行を拒んで脱走後、
密入国して今の暮らしをしている。
そのため各種免許はなく、
運転も医療もできるが、
無免許運転だし闇医者。
そして友人の娘=当時の彼女との子であり、
友人としていたのは彼女の兄であった。
尚、当時は彼女の妊娠を
知らなかったとのこと。激ギレする娘。
家族のために人を殺したほうが
よかったのかを問う話。

日本だと死刑執行は刑務官の仕事だが、
イランでは徴兵された人の仕事?
それとも1話目みたいな市井の人の仕事?
両方混在?
よくわからなかった。
緑