しもんぬ

涙の塩のしもんぬのレビュー・感想・評価

涙の塩(2020年製作の映画)
4.1
映画批評月間 フランス映画の現在 vol.3@広島市映像文化ライブラリー

パリの工芸大学を受験しに地方からやってきた若者が、道でたまたま出会った女の子と束の間の恋に落ちるも、ベッドで少々煮え切らない態度を取られたためにわりと淡白な別れ方をして地元に帰る。そこで父親の仕事を手伝いながら合否の知らせを待っていると、今度は目の前に高校時代つき合ってた元カノが現れて速攻結ばれることに。

毎日猿のようにセックスをしてウェーイな日々を送っていると、パリで出会ったA型女子から「また会いたい」との連絡が……。一応そこは男としての誠意と下心で地元に呼び寄せてはみたものの、当日なんだかダルくなってブッチ。そんなどうしようもないB型男の元に、パリの名門校から合格通知が届く――Once Upon a Time in 俺史。

前作に続いて重要な役どころで出てくるルイーズ・シュヴィヨットという女優さん、この間に『シノニムズ』というベルリンで金熊賞取った作品にも出演してて、そのとき初めてカラーで彼女の姿を見たんだけど……いや~、大器ですよ!大器!顔もきれいだけど体がめちゃくちゃ美人!まだ26歳なんですね?

このあとヴェネチアで金獅子賞取った作品や、ヴァーホーヴェンの新作でヴィルジニー・エフィラ主演のやつなんかにも出てるみたい。ガレル→金熊→ガレル→金獅子っていうキャリアも凄くないですか?


★マルコス・ウザル ベスト・セレクション2019-2020
『ルーベ、嘆きの光』Roubaix, une lumière (2019)
『あの頃エッフェル塔の下で』Trois souvenirs de ma jeunesse (2015)
『バーニング・ゴースト』Vif-argent (2019)
『涙の塩』Le Sel des larmes (2020)
『思春期 彼女たちの選択』Adolescentes (2019)
しもんぬ

しもんぬ