東京国際映画祭にて鑑賞。
ワールドフォーカス部門から、今年のベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したフランス映画『デリート・ヒストリー』。ベルリンで受賞したことに加えて、内容が映画祭での受賞が珍しいコメディと聞き、非常に気になっていた今作。大いに期待して鑑賞!期待通りの作品でした。
娘のSNS上でのイジメを救わんとする、多重債務に苦しむ男、SEX動画を拡散すると脅される女、Web上で寄せられる自身への低評価に苦しむタクシー運転手。彼らが巻き起こすドタバタ劇。
コメディではあるけれど、インターネットやクラウドサービスなど、様々な形で「ネット社会」に振り回される現代人の姿を風刺したドラマが面白い。
ただ惜しむらくは、期待よりも笑いどころは少なかったかな。
ベルリン受賞作ということもあり、日本公開を期待できる今作。機会があればぜひ。