負け犬チョンミ

DAU. ナターシャの負け犬チョンミのレビュー・感想・評価

DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)
2.0
まず、主人公ナターシャの性格がよく解らんかった。と言うか酷すぎないか?この女絶対無理w
良い人生を送れなかった自分をただ嘆くだけ。若いウェートレスのオーリャにパワハラするetc.
しかも、ソビエトの尋問官にストックホルム症候群に陥っているよね?ナターシャ?!

また、若いウェートレスのオーリャはオーリャで、ナターシャに結構なパワハラされても、ナターシャに付いていく、Mっ気があるキャラで微妙(苦笑)
オーリャは若くて綺麗で目立つから、この映画の中のナターシャのような尋問に既に合っていて、隣人を監視してたのでしょうな。
しかも、オーリャさん、若いウェートレスの分際で結構いいお家に住んでいらっしゃったので、密告マニアとして、ソビエト政府から重宝がられていたのではないだろうか! ぞぉ。

些細な個人の汚点を利用し、「次やったら殺すよ!隣人の監視をして報告しなさい!」と脅し、ソビエトが密告社会を作り上げていったのを、この映画では鑑賞者に見せたかったのですかね。
ぞぉ。

メインのお2人の女性キャラが不快で「私の時間を返して!」と思いましたが、この不快感が次に出てくるDAUプロジェクトの作品を面白く見せる可能性もあるかと考えると、全く0の評価は出来ませんでした。