りょう

セイント・フランシスのりょうのネタバレレビュー・内容・結末

セイント・フランシス(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

もし自分が子供を持つ時が来たらもう一度見たい作品。「育児こそ自分の本音を吐き出さないと。」「自分の心にしまっちゃだめ」「周りに話して」。本音を持ったって,子供はちゃんと立派に育つ。大切にしたい言葉。
また大人の思う結婚してるか学歴や生活レベルなどの劣等感は本当は「だから何?」で解決できるものなんだとフランシスが教えてくれた。 「怖くても逃げない」

生理、妊娠、中絶、レズビアン各々の問題から、なんで女性だけこんな想いをしないといけないんだろう。弱さを見せず強くならないと,自分を家族を守らないと!そのプレッシャーが自分の心を拗らせてしまうんだろうな。

【自己肯定感】の大切さも重要。
自己肯定感が下がっているときに現れる,近寄ってくる男性はろくな人がいない。
どうして女性ばかり避妊を勧められるのか、ヒロインも自分を守る大切さを経験から学ぶ。あまりに出てくる男性が、、、で魅力がなかった。むしろ嫌な気持ちにしかならなかった。その不完全さが魅力なのかな?

自分だけでなく、パートナーの愛すら疑ってしまう。最後のシーン「私は勇敢でetc、、、(自分を奮い立たせて)」涙するヒロインには共感した。
自分の不甲斐なさは自分が一番よくわかってる。でもそんな自分でもやっぱり認めてあげたい。 

観ている時より後から発見やモヤモヤ感が残る不思議な映画。
女性には共感されるけれど
多分男性が観たら、ヒロインの面倒臭さといいキツいと思う。でも観て一緒にモヤってほしい,意見聞きたい映画。
りょう

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