mao

セイント・フランシスのmaoのレビュー・感想・評価

セイント・フランシス(2019年製作の映画)
4.0
34歳独身のブリジットがレズビアンカップルの6歳の娘フランシスの子守りをする事になり、様々な出会いや人間模様が交錯する人生の映画。

非正規雇用、大学中退、独身、高齢出産と言われる35歳まであと少しのブリジットは同年代の中で自分が路頭に迷ってるわけではないけど完璧ではない事は重々分かっている。でも不幸ではないってのも自覚してる女性なんです。私の中でこれがこの映画の良さとしてデカくて、もちろんお金があって結婚して子供がいてってそれに羨望の眼差し送ってる主人公でもいいけど、私は最高これでOK!って思えたら性別年齢立場関係なく人生って少しは楽になるんじゃないかな。
フェミ要素強めかと思いきやそんな事もなく、優しく包容力のある作品で少し泣いてしまった。人生は辛いし一筋縄ではいかないからこそ、まあこれでいいんじゃない?って適所を見つけられたらいいなと。
mao

mao