湯っ子

わたしのお母さんの湯っ子のレビュー・感想・評価

わたしのお母さん(2022年製作の映画)
1.8
母と娘の複雑で繊細な確執を描いた作品、のような顔をしているが、終始一本調子で、どこを取っても同じ。金太郎飴のような映画だった。
仕切り屋で鈍感な母親(石田えり)。だけど、そこまで嫌うか?たとえ嫌いだとしても、そんなにあからさまに表情に出すか?娘(井上真央)の表情が最初から最後まで「私はあなたが嫌いです」という意思表示にしか見えない。全てのエピソードが、「母親のことが苦手な娘」にしかつながらない。愛憎相半ばするからこそ親子なのだと思うが、それらしいエピソードの描き方も物足りない。途中で飽きた。バスタブの栓とか黒い傘とか、なんでそんなものをアップにして撮るのかも謎だった。
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