moon

東京リベンジャーズのmoonのレビュー・感想・評価

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)
4.2


ようやく 観れた!昨年2月くらいから ずっと 楽しみにしてた 『東京リベンジャーズ』
撮影が2度も延期されて、昨年10月公開予定が、今年の夏になった。
その間に 漫画原作も読み、アニメも始まって、観てしまった…😅

一番恐れたのは 実写化して失敗作となってしまう事。馬鹿な私は YouTubeでの予告動画や 試写会を観た方々の感想などを 見なけりゃいいものを…気になって見てしまい…もう 期待より 不安いっぱい(微妙な感想が多数あり)で 座席に着いた。

オープニングから ドギツイ! え?…こう来る?だったけど…
グイグイと映画の中に引き込まれ、
終わってみれば、これはアリだと思った!良かった!楽しめた!

確かに、原作のあれこれが無かったり、原作に無い所があったり、役者が高校生に見えない(笑)😅とか…マイキーのハイキック違う!とか 台詞違うよ〜!的な所も有って (観た方々のレビューにによる)気に入らないファンも多いかも…と思った。
でも、
実写映画化するには、取捨選択がどうしても必要で、原作通りには行かない。
その場合 何が重要かと言えば、原作の精神?主題が表されているかどうか。
この映画は、原作「東京リベンジャーズ」が描こうとする 主人公タケミッちのリベンジ(成長)と 友情、仲間 そして、ヒナへの想いをしっかり描いていると感じた!

とにかく タケミッちが かっこいい!原作の武道より、ちょっとイケイケ?かもしれないけど…中学生から 高校生にキャラ設定されてるから…これもありだと思った。

現在パートのあっくんとのシーンは原作でも 辛いけど…とても丁寧に描かれていて 泣かせる。磯村勇斗さんの哀しさがいい。ヒナへの想いも 原作よりもしっかり感じられたように思う。原作のヒナより、やっぱり 少し強い印象だけど、この映画のタケミッちには お似合い!「ガンバレ~❗❗」の激励 胸に響いた!

ヘタレの武道の今度こそ!の 傷だらけになりながらも 前を向いてヒナや仲間達を思い 闘う姿が胸を打つ! 北村匠海さん、気持ちイイ タケミッちだった!

そして、マイキーとドラケン。一番最初に武道の前に現れるシーンが 半年以上の延期を経て 今年 初めに撮られたそうで…吉沢亮さん 大河と二足の草鞋で 大変だったろうな。本来なら、昨年春には(東リベの)撮影が終わって 大河撮影一直線だったハズ。正直、原作のマイキーは幼さに魅力が有るので、ファンである私でも…ちょっと大人っぽい😅なと思ったけど…やっぱり、吉沢亮さん!激しいアクション 本当に素晴らしかったし、キメる時は決めててマイキー!だった。ドラケンは本当にドラケン!山田裕貴さん ピッタリだった!!
バイクシーンもかっこいい。

病院の廊下でのドラケンの名台詞❗原作でも かなりグッと来る感動のシーンが観られて良かった〜😂ラストのマイキーも…

続編は有るのかな?
闇堕ちマイキーはずっと先まで映画化されないと見られないと思ってたので、最初のシーンで 思わず、おおッ😍となった(笑) ドラゴンのtattooは そういう意味だったのか…

色々 異論は有るかもしれないけど…私は 良かった!
暴力やヤンキー物は苦手だけれど、「東京リベンジャーズ」が持つ熱さは大好き!
この映画は 原作の熱量を感じられた!
主題歌「名前を呼ぶよ」も 予告動画で何回も聴いたが、凄く この映画に合ってて とてもイイ!大好きです!

一つ残念だったのは エマがいなかった事。ドラケンが愛する、マイキーの大切な妹。彼女は 重要なキーパーソンなのにな…続編 無いのかな?続編からでも 上手く登場させる事は出来そうな気もするけど…?



今日は 舞台挨拶ライブビューイング付きで また観て来る予定。また追記するかもしれません。


[追記 ネタバレ含みます 7/11]

昨日 2回目を鑑賞してみて 一度目より更に映画の良さを確認出来た!
最初は色々雑念が有って、見逃した部分も今度は落ち着いて観る事が出来た。

鈴木伸之さんのキヨマサ感が、凄い!
素のイケメン感を全く消して 武道の超えがたい憎々しい存在感を見事に体現していた!続編にはキヨマサは登場しないけど、鈴木さんなら 別のキャラで 再登場出来るのでは?と思った。

一番 原作と違うのは武道が ドラケンが死ぬ日を知らないまま 過去へタイムリープしてしまう所。そのように設定することで、キヨマサにテープでグルグル巻きにされたシーンでの 武道とヒナのエモーショナルなやりとりを じっくり見届ける事が出来た。
原作では ドラケンの危機(死ぬのは今日と分かってる)が迫ってるのを知りながら、ヒナにほっといてくれだの、モタモタしてるのがイライラするのだが、映画では武道は当日がそうだとはハッキリ知らないため、余計なハラハラ感無しに二人を観ていられる。とても良い改変だったと思った。

ミツヤ(真栄田郷敦さん)もミツヤ!感 原作通り。眉が…だったけど(笑)
パーと長内のタイマン勝負での 仲間(パー)の心意気(闘いを諦めない)に対するマイキーの信頼感がエモかった。「お前 負けてねえよ…!」

武道の学校で暴れた後で ドラケンがマイキーの学ランを拾い、それをノールックでマイキーが受け取る…というシーン。いかにもマイキー ドラケンらしさが現れていた演出だと思ったが、舞台挨拶で これが二人のアドリブで 自然に生まれたシーンだったと知り、普段から仲の良さ 信頼感が感じられてエモい(笑) 次に観る時は もっとしっかり観よう!(笑)

溝高5人衆が 原作よりも ずっと存在感が有って、仲間同士の関係とかがとても良く微笑ましかった!武道が仲間を思い、仲間が武道を助ける そんな事が自然に魅力的に描かれていた。

とにかく ハンマやキサキの伏線回収の為にも、是非 続編を作って欲しい!



《 追記 》

☆☆待望の続編決定発表❣️❣️👏👏👏👏👏
どうか、「名前を呼ぶよ」の主題歌は絶対変えないで欲しい‼️歌詞は 東京リベンジャーズそのもの❣️メロディも疾走感と高揚感溢れ、そして 温かさ、切なさも含まれた「東京リベンジャーズ」に相応しい名曲!!


2022・7・30記
moon

moon