けーすけ

東京リベンジャーズのけーすけのレビュー・感想・評価

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)
3.6
主人公の花垣武道(北村匠海)は冴えないフリーターとしてダラダラと毎日を送っていた。ある日、中学生の頃に付き合っていた橘日向(今田美桜)とその弟が「東京卍會」の抗争に巻き込まれ殺されたというニュースを目にする。次の日、武道は駅のホームから誰かに突き落とされてしまった。死を覚悟した瞬間、武道がいたのは10年前の高校生時代だった。「これが走馬灯か…」と思った武道だったが・・・




2017年3月から週刊少年マガジンにて連載中である漫画の実写映画化作品。アニメ、舞台化もしているくらい人気がありますね。
ヤンキー・不良ものですが、タイムリープというSF要素を取り入れ、仲間や敵役にもバックストーリーがあり魅力的なキャラクターが多い事、そして群像ものとして各キャラに感情移入できるっていうのも人気が出た一因でしょうか。



ストーリーは、かつての彼女が死んでしまった原因をタイムリープで戻った過去で改変する、という単純なもの。
不良グループ同士の喧嘩など、ベタな展開のオンパレードではありますが、弱くてヘタレだった武道が奮起して成長していく姿には胸に熱くくるものがありました。


こういった漫画の実写化って役者やビジュアルによって「イメージと違う!」となったりする事も多かったりする印象ですが、武道役の北村匠海やマイキー役の吉沢亮、ドラケン役山田裕貴はかなりイメージ通りだったかと思います(それでもあきらかに高校生には見えない感じの役者さんがいたりするのもご愛敬)。
北村匠海って漫画原作キャラを演じる事がけっこう多いイメージですが、どれもピタっとキャラにハマるんですよね。好きだ・・・!


因みに僕は週マガ読者なので「(原作の)長い話をどうまとめるんだろう?」と思ってましたが、うまくきれいにまとめられてました。ただ続編には繋げにくいであろう終わり方なので、この1作に集中した感じでしょうか。役者も歳をとったら学生役とかキツくなりますしねえ…。


ストーリーもうまくまとまっていて、原作を全く知らなくても楽しめる内容となっております。


2022/02/13(日) TSUTAYA DISCAS定額レンタルにて鑑賞。
[2022-007]
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