中盤がピーク。
マイティ・ソーでCGアクションばかりを強いられているクリス・ヘムズワースが、素のフィジカルを活かしたパワフルアクションをしているということで、途中まではけっこう楽しめた。
特に中盤のワンカットアクションパートに至っては今作の大目玉と言っていいほどに面白くて、インドの狭い車道を爆走しながら追手を撒いていく下りはワンカットで撮っていることもあって臨場感にあふれていた。
しかしここを皮切りに、どんどん尻窄みで退屈になっていったのが非常に残念。基本ドラマパートがクソつまらなくとも、アクションさえ面白ければあまり文句は無いのだけれど、なまじ中盤で最高点のアクションを叩き出していたせいで、後の下りにまったくノレず、ドラマパートもつまらない上にやたら長いわで、結局最後まで盛り上がれなかった。2ではこの辺を改善しといてくれや。