〜ナチュラル〜
浮かんだのはこの言葉。
う〜ん、普通ってなんだろ。普通じゃなきゃいけないのかな？
まぁしかし、全く噛み合わないこの2人、大野先生がこのままじゃいけない、変わらなくちゃと一生懸命「普通」である事の練習を頑張るのはコミカルながらも、とてもけなげで応援したくなりました。
普通を教えるはずの香住が、「僕には君が必要なんだ」ってまっすぐ言われて、心に何かが刺さる音がした瞬間、香住の動揺した眼の動きと呼吸が止まって心臓がバクバクいってる絶妙な間を、清原果耶さんが見事に表現されていて、見ているこちらまで釘付けになりました。
「ってか、あんた誰⁉︎」
高校の同級生の君島さんとの掛け合いもすごく面白かったです。
もう一つ、地下駐車場で大野先生と香住が歩きながら話す長〜いカットも印象的で、こんがらがった香住の気持ちがよく表れていました。たくさんのセリフ、大変だっただろうななんて。
他にも泉里香さんがとても魅力的なお嬢様を好演されていたり、キャストの皆さんの衣装が控えめながらもとてもオシャレだったり、さりげなく街中の街路樹の風に揺れる枝や葉の音が森の中の自然を連想させたりと、見どころがたくさん散りばめられていました。
最初は噛み合わなかった2人が、お互いを知るにつれ心を寄せ合っていくストーリーに引き込まれ、最後に残った気持ちが「ナチュラル」でした🌱
