COLORofCINEMA

まともじゃないのは君も一緒のCOLORofCINEMAのレビュー・感想・評価

4.0
●コミュニケーション能力ゼロ予備校先生と、その指南役が恋愛経験ゼロ高校生という設定時点で可笑しい。
成田凌、清原果耶、息(会話)が合ってはいけない役回りで息がピッタリって、なんのこっちゃーですが、素晴らしいです。
早口台詞のズレた心地よさ、テンポ。楽しい!
●いつのまにかミイラ取りがミイラに展開や”ほんのり艶話”はスクリューボールコメディの王道展開。本作も、あのシーンでこーなるだろうなー、がそうなって爆笑(小声で拍手)。
(それにしても小泉孝太郎、よくこの役受けたなぁ、と別の意味で感心)
●会話劇ですが室内が多いわけではなく緑の多いロケ含め、全体トーンが清々しい。
●清原果耶さんの「てか、何?」の言い回し、うまいなぁー。
あと、何十回も出てくる「普通」というワード。

で、よくよく考えると最初の時点でふたり揃って普通じゃなくない?

●スクリューボールコメディとロマンティック・コメディとソフィスティケイテッド・コメディをどう分けるのか(あるいは分けているのか、同じものなのか)。小林信彦さんが以前、スクリューボール(奇想)コメディと書かれていたような記憶がある。
線引き、難しいところだが本作の持っているカラッとした温度感のあるコメディ。
もっと、もっと見てみたいと思った次第。
前田、高田コンビに期待!
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