この世の全てを知っているかのような顔で常識論を展開する高校生と、それに真正面からぶつかる予備校講師。
軽妙な2人の掛け合いがまあ面白い！
「普通」に囚われることなく、自分がどう思ったのか、自分がどうしたいのかを大事にしてほしいというメッセージは言わずもがな。
だからといって泉里香が「普通」を選択することを切り捨てずに、そこも含めて他者を認めるスタンスが良かった。
からし色のブルゾン着たもっさい姿から、スーツで急にthe 1975のマティみたいにお洒落になる成田凌流石だし、ちょっと気色悪い笑い方も最高。
清原果耶の切れ味の良さも絶妙で、とても楽しめた映画だった。
