『プラダを着た悪魔』に通じるものがある。コンサバで厳しい女上司のもとで働くことになった主人公のほんわかサクセスストーリー。でもこの主人公、めちゃくちゃ仕事できる。何をするにも臆せずチャンスがあれば挑戦するし、それでいて朗らか、なんかもう人間性が出来上がってるじゃん…。自分の人生なんだから、諦めたくないと少しでも感じたことは、それを何よりも優先するべきだね。短い人生なんだし。一貫してサリンジャー役を出さなかったことには、主人公にとって彼は別の世界の人という印象を与えるためかな？それを踏まえてラストシーンの演出を考えると、主人公もサリンジャーと同じ世界に来たんだね、ということがより際立って感じられた。
