パン

ペルシャン・レッスン 戦場の教室のパンのレビュー・感想・評価

4.2
第二次世界大戦下、ナチスに連行されたユダヤ人が虐殺される寸前にペルシャ人に成りすまして生き延びようとするお話。
そして主人公はナチスの大尉相手に本当はさっぱりわからないペルシャ語のレッスンをする羽目になる。
肝心のレッスンシーン、笑えるのに笑えないなんともリアクションしずらい場面だった…

主人公のこの生活は毎日生きた心地がしなかっただろうな。
この状況でも絶対に諦めない忍耐力、生命力は尊敬する。
自分だったら多分「ああ、もう無理だわこれ」って諦めそう。

大尉コッホって名前なんだね。 
ドイツ映画のコッホ先生を思い出してしまった。
コッホってドイツじゃよくいる名前なのかな?
俳優のセバスチャン・コッホもそうだし。

しかし偶然人種が違うというだけでよくここまで傲慢になれるもんだな。
ある意味凄い。

持論だけど人間って本能的に差別大好きで今の時代だと人種や肌の色の差別がタブーになってるから別のもの差別対象変えてるだけで差別自体は全く変わってないと思う。
チー牛とかまさに良い例。 
結局大衆は差別大好きなのよ。今も昔もこれからも。
ただ世の中が進むにつれ差別の対象が変わっていくだけだと思う。

今のイスラエル軍の行動見てるとユダヤ人に対する世間のイメージがまた悪くなってきてる気がするな… 
既にアメリカでユダヤ人に対するヘイトクライム発生してるし、こういうのも差別が生まれるきっかけなんだろうなと考えたりする。
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