清々しいまでに総集編。というかMADだこれ。そして清々しいまでに新作の宣伝……！
一度放送したものの再編集なんて、ばななを使わない手はないだろうと思っていたけれど、なんか変な活用の仕方でしたね。さすがに概ねテレビ版の再演だった（使う所はかなりメリハリが効いていて、順番の入れ替えもあった？（真矢と戦うのって純那より先だったっけ？））。というかばななは星摘みワールドになんで入ってんねん。
もともと宝塚や戦闘美少女アニメ（エヴァとかセーラームーンとかまどマギとか。一緒くたにしていいのかわからないけれど）のパロディのような作品だけれど、総集編になってカットがぶつ切りにされたからなのか、余計パロディ風味が強くなっている。レヴューのシーンはもともと大げさな演出や強い陰影を使って絵力の強い？カットをバンバン入れていたけれど、そうしたカットがテンポ以外になんの脈略もなく再編されている。当然音楽にも乗っかる。「なんか良い感じの画をリズムよく音楽に乗せる」ってのはつまりMADでは。映画の最初に華恋の変身バンクが入るのなんて、物語の流れとしてはまったくおかしいじゃん。テレビ版の映像を素材として、まさに再生産している。テレビ版を見た人には楽しいだろうが（私は楽しかった）、初見の人には意味がわからないのでは？ 変なアニメ！ 好きだけれど。
どうでもいいけれど、最後にキリンが画面越しに視聴者に語りかけるシーンがテレビ版ではあった。総集編ではそこがほぼごっそり抜けていたのに、流れ上こちらを見て語りはじめるカットだけ入ってしまったので（台詞はないが）、「なぜかめっちゃカメラ目線のキリン」が爆誕していて面白かった。
