出会いがあってドラマは生まれ、ドラマがあって人生は豊かになる。その出合いは動き出さないと生まれない。ギヨームのほとんどの作品からそういう主張が感じられ本作にもそれば共通している。
ヒーローは出てこず、ヴァカンスを楽しむ普通の人達の、よくあるようなことしか描かれない。それを丁寧に描くことで観客をヴァカンスに誘い出し、そこでの恋愛やら失恋を疑似体験させる。そしてあらゆる人物には知るべき中身があり価値があるということを見せる人間讃歌の映画である。
しかし改めて我々の最大の関心事が性交であることを突きつけられる映画でもある。でそれは女っ気なしでも同じで
ぶっちゃけ要は...
という感じで