ここでもまたモテない男が醜態をさらしていく。チャラい男を殴りにかかる場面は『女っ気なし』に続いてこの最新作でもやっぱりある。『女っ気なし』の場合は嫉妬がきっかけだったが今回は友人が嫉妬を代弁してその…
>>続きを読むパリの夏の夜、セーヌ川のほとりでアフリカ系フランス人のフェリックス(エリック・ナンチュアング)は、アルマ(アスマ・メサウデンヌ)に情熱的な恋をする。大胆に一緒に踊った後、川辺の草陰で眠りに落ちた2…
>>続きを読む都会から離れて目的地が近づいてきたときの、車の窓の外に広がる渓谷の風景を、それを目にした彼らの表情と続けて映すことで、風景がただ風景としてではなくて体感として感じられる。前作の『宝島』でもそうだった…
>>続きを読む人間ってつくづくどうしようもなくて面白過ぎる。確かに存在したあの夏はとっくに過去だけれど、心と身体を動かし続けて、出会い別れを繰り返すのはとても自然なこと。よきタイミングでKevin MorbyのH…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
相乗り相手見つけるアプリとかbluetoothで電話したりとかカラオケやったりとか、現代的な要素もたくさんありつつ、それでもバカンスにある出会いは失われてなくてすごいよかった。バカンスしたことないか…
>>続きを読む上映後に監督とキャストのオンライントーク付き
ひと夏のヴァカンスで若者たちが各々様々な経験を通して成長する物語。
フランス国立高等演劇学校の生徒育成の一環での映画制作されたとのこと。
何とも言えな…
たしか濱口監督が今一番気になると言ってた監督の新作。
ここまで削ぎ落とされているのに物足りなさは感じないというのはとても稀有。
ほぼ味付けは単純なやり取りの可笑しみだけで、(主にストーリーラインに…
そんなハズないのに、自然光や演出されていない風までもがフレーム内のドラマや人物の動きに合わせてくれているかのような幸福感に満ちた圧倒的な傑作。
一夏の思い出の輝きと関係性の推移にジタバタする男女の痛…
©2020 – Geko Films – ARTE France