今年AV女優を引退し俳優業に専念することを発表された川上なな実さんの出演作ということで気になっていた作品。
せっかくだから劇場で、と思って観てみたら予想を大きく超えてとてもいい邦画に出会えました。
主演の早織さん、初見ですがいい雰囲気だったなあ。もっと出演作を観てみたくなりました。歌もあるしギターも弾くんだけど特に本人は歌手というわけでもなく、ギターはこの作品きっかけで始めたそう。すごいなあ俳優さんは。
目当ての川上さんは主人公の同居人として登場。演歌歌手役ですがこの人の歌声は演歌っぽい曲に合うな。先日恵比寿マスカッツのライブに行ってきたんですが一際目立ってました。ストリップの舞台に立っていたこともあるのか、自分自身の魅せ方というかオーラがすごかった。話が逸れましたがこの人の今回の役も良かったです。どこか掴み所がないのに時々核心を突いてくる、みたいな。
AV出てた人が一切脱がないで普通の映画に出演するって凄いよなあ。これからも応援してこうと思います。
そしてAKB48の加藤玲奈さんも出てました。失礼ながらこの人のことは今回初めて知ったんですが綺麗な方だしこれからも女優続けてほしいですね。
あとは主人公の同僚役のひらくさん。出演シーンこそ少ないものの記憶に残る演技でした。
この映画、とても会話シーンが多いんですが自然なのに加えてどこかクスッと笑えるリアルさがある。
上手い会話劇と音楽でできた映画で、心に残る作品でした。
今自分は10代最後の年ですが、10年後観たらまた全然印象違うんだろうな。
グッズにはなんと劇中歌を収めたカセットテープがありました。2年前に母親に買ってもらったプレイヤーで聞いてます。
