「8 Mile」×「エヴァンゲリオン劇場版」的な読後感。
アコギを持たせておけば、どこででもいつまででも歌ってそうな弾き語り勢は苦手だけど、この音楽性じゃないとこの物語は成立しないかも。
(にしても2018年にカセットテープとフォークソング?)
「おまえら土曜の夜にライブハウスになんか来てる場合か? 言わずもがなだろーがよ」
キレればいいってもんじゃないけど、キレてる対象は無責任なSNSの書き込みに対してなんだよね。
それがどれだけ人を傷付けるか。(しんちゃんの前説は諸刃でオマエモナだけど)
その意味で真っ当な価値観とメッセージを持った映画でした。
しんちゃんみたいな友だち、周りに一人はいるね。
最後、ダンボールでゴロゴロするゆべしには涙腺が決壊した。
いまWikipedia見てきました、、
この映画自体が音楽事業側からの企画でクラウドファンディングで出資されたとのこと。
音楽に関わる当事者がこれを作ったと思うとメタ視点で二重に悲しくなる。
悪意の塊のような演出も愛に溢れた自虐なのだと。