つぶ

マシュー・ボーン IN CINEMA/ロミオとジュリエットのつぶのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

映画じゃなくてバレエ観劇だけど、記録として。
2004年に『くるみ割り人形』、2019年に『白鳥の湖』とこれまでマシュー・ボーン作品を観てきたけど、今作は重いテーマを扱っていて、衝撃的なシーンも所々あり結構大人向け。

古典バレエ『ロミオとジュリエット』の原曲はそのままに、マシュー・ボーンならではの全く新しい解釈の近未来が舞台の物語となっている。
バルコニーのシーンやパ・ド・ドゥに元となった古典作品の要素は散りばめられつつ、同じ曲なのに全く新しい表現だった。恋に落ちるシーンの、照明でシルエットが浮かび上がった主役2人がすごく綺麗。

バレエだからもちろん台詞や歌はないけど、パントマイムや気迫溢れる表情から感情やシーンが直に伝わってきて、喋らないミュージカルって感じ。中学生以上向けかな〜って思うけど、バレエを知らない人でも観やすそう。
従来のバレエ作品に比べて直接的な表現が多く、特にラストのシーンは展開を知っていてもとにかく圧巻だった。
つぶ

つぶ