IFIにて。
SOUND OF METALに続きリズ・アーメッドが病気と闘うミュージシャンを演じる映画。でも描かれているのはアイデンティティに悩む一人の人間の姿だと思う。
米国拠点でワールドツアーに出ようという英国のパキスタン人ラッパーがロンドンの実家に帰ったところ、免疫疾患(自己免疫疾患？)の発症。
体は思うように動かず入院を余儀なくされて、自身のツアーを心配しつつ悪夢にうなされてる話のように見えると同時に、ラッパー/一人の男性/パキスタン人/英国人…と彼がもついくつかのアイデンティティで揺れる姿、さらに生い立ちや過去の出来事が所々挿入され、自分はどこから来てどこへ向かうのか悩み葛藤する姿を独特の映像で語っていく。
リズのラッパー姿はキマッてたがそのシーンはあまり多くない。
不思議な花おじさんはなんだったんだろう。パキスタンの伝統的な何かかな？
アイデンティティに悩む彼の姿、どうやって前を向いていくかということを見守る映画なんだろうな。
