前途有望なパキスタン系イギリス人ラッパーがワールドツアーを控えたある日、突如病に倒れる。
闘病する中で、家族との関係、インドとパキスタンの移民の立場、自分のルーツに葛藤し、思いを巡らせていく。
パキスタン系イギリス人の俳優兼ラッパーである、リズ・アーメッドが主演。
彼自身が脚本、製作も関わってるとのことで、かなり彼のパーソナルな部分も投影されている模様。
闘病系の映画はめちゃくちゃ苦手な分野なんだけど、主演のリズの熱演が素晴らしすぎて没入出来ました。
いや、でも正直、どんどん衰弱していく様子が、リアルでとても痛々しくて、終盤はかなり辛かった。
全編、スタンダードで撮られている映像は、淡々としていて美しかった。
特に幻覚シーンの表現が面白い。
ラップシーンは圧巻。
あの頭がお花になっている男の人、夢に出てきそう。。
日本公開は、しなさそう。