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チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ーのレクのレビュー・感想・評価

4.0
ロシア支配下のチェチェン共和国によるLGBT迫害の実情を訴える活動団体の同性愛者救出を追ったドキュメンタリー。
挿入される凄惨な映像は映画の枠を超えたメッセージを突きつける。
また、ネット犯罪、捏造映像に使われるデジタル加工"ディープフェイク"を逆手に取った安全を保証するための視覚効果が素晴らしい。

語りではなく実際の映像を観ること、同性愛者を国外脱出させるスリリングな展開と苦悩、ディープフェイク含む映画的編集、それらが一つになることで見えてくる映画という媒体そのものの存在意義。
かなりヘビーな内容ではあるけど、観る価値のある作品だと思う。
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