マ帆

チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ーのマ帆のレビュー・感想・評価

3.9
事実はフィクションより奇なり。

渦中のロシア・チェチェンで同性愛者は拉致され拷問され、解放された後で親族による殺害を命じられる。"一族の恥辱" だから。今同じ地球上でこんなに残虐なやり方で "民族浄化" を行ない、それをひた隠しにしている国家がある事実にただ唖然とした。奇どころか異常でしかない。

ネズミに皮膚噛みちぎらせる拷問、ワイスピで観た、、、それは流石に証言のみだったけど拉致・拷問の実際の映像がキツすぎて終始顔をしかめながら観た。

"チェチェンにゲイは存在しない"
笑う独裁者カディロフ。黙認するプーチン、LGBT難民を受け入れないトランプも同罪。何故 "自分と違う人間は1人残さず粛清されるべき" なんて考えを持った人間が人の上に立つことができるのか、、、、解せぬ。

最近本当に現実がホラー映画を超えてきてる。
マ帆

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