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チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ーのマツのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

10.Nov.2022
※証拠映像として差し込まれている映像が、フラッシュバック等引き起こす場合があるので閲覧注意(身体的暴行・性的暴行・殺害)

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ドキュメンタリー内容(公式ホームページからの引用)

ロシア支配下のチェチェン共和国で国家主導の”ゲイ狩り”が横行している。同性愛者たちは国家警察や自身の家族から拷問を受け、殺害され、社会から抹消されている。それでも決死の国外脱出を試みる彼らと、救出に奔走する活動家たちを追った。本作品では、被害者の命を守るため、フェイスダブル技術を駆使し身元を特定不能にしている。

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ゲースロで出てくる拷問(腹に鼠が入った鍋をくっつけて、鍋底を熱する)を受けて亡くなった人がいるというのを聞いてショックを受けた。中世の拷問を現代でもやっているのか。また、首長の「チェチェンにゲイはいない」という言葉には、「チェチェンはゲイをリンチしても殺害しても良い=実在しない」という意味。
リンチの様子が証拠映像として出てくる。
あとは、女性が家父長制の社会で、財産としての認識で差別を助長し、亡命を困難にしているということもあった。(まず一人で旅行ができない。女性の亡命の手伝いをした活動家は、一家の財産を奪った人物という認識になる。ドキュメンタリー内で、父がチェチェン政府の高官で、叔父に性的指向が知られて秘密にする代わりにセックスを強要してくると亡命の助けを求めている女性も出てくる。)
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