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僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46のAのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ今さら観たので、だいぶ遅れてる感想かもしれないけど、自分のために記録だけはしておきたい。


大前提として、自分は10〜20代そこらの女の子にアイドルをさせる上での全てのケアは、関わる大人の仕事、責任だと思っています。
なのでメンバー達に非はないのは当たり前のこととして。


努力ではどうしようも補えない才能っていうのを持っている人はいて、平手は紛れもなくその才能を持った人なんだなっていうのは、欅の活動見ててもその後のソロ活動を見てても良く分かる。
だけどたとえそういう才能を持った人でも、全部が違うわけじゃないのに、結局メンバーも大人も多くのファンも「平手は違う」って思い続けた結果が、欅坂46の全てなんじゃないか。

他メンバーがその才能は自分にはないものだと、少しでも追いつこうと、葛藤しているのは強く伝わりました。

メンバー全員が優しすぎるグループは、グループとしてのまとまりが難しいように感じます。
日向坂のドキュメンタリーにはメンバーが感情的に怒るシーンがあったけど、この映画にはひとつもなくて(映画の構成上なのかもしれないけど)、どのシーンもメンバーの優しさがずっとずっと前面に出てて、みんな良いメンバーなのはすごく伝わってきました。
感情的になるっていうシーンは、自分に向けてのみだったのが(大体が1人で泣いているシーン)、やっぱりグループとして不自然だったのかなって少し感じてしまいます。
「全員が優しすぎる」というのは時にグループとしてはうまくはたらかないことが多いと思います。

※あくまで映画内のシーンのみでの感想だから、もしかしたらメンバー間でめっちゃ怒鳴り合ったりしてたのかもしれないけど…


自分自身も欅坂の活動は追っていたけれど、平手卒業改名後は全く追っていないくらいなので、平手の才能に取り憑かれて「平手は違う」って無意識に別扱いしてた側の一人なんだと思う。

卒業したメンバーも、櫻坂のメンバーもみんな今後も幸せに楽しく活動してほしいです。それが一番。みんなが心身共に健康で、楽しく悩みながら前向きに活動できますように。
にしても不協和音は、人の人格まで変えるとかとんだ化け物楽曲だな、、、、
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