おだしま

僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46のおだしまのレビュー・感想・評価

3.9
ファンというわけではなく、サイレントマジョリティのMVが好きで良く見ていたくらいのレベル。グループとしての動きや移り変わりはテレビやネットニュースで知る程度でした。

率直な感想として、年端のいかない少女達の危うさを、大人が食い物にしすぎだなと。平手友梨奈ちゃん、今生きてアーティスト活動を続けられていることが結構奇跡なのではと思うほど、極限まで追い詰められていたと思う。そしてそれをエンタメととして売り出す大人たちの汚さよ。

私自身、欅坂46で名前がわかるのは平手友梨奈ちゃんと長濱ねるちゃん(友人がファンだった)くらいだったが、この映画を見ると皆んな可愛いし皆んなダンスがうまくて、どこをどう切り取っても絵になるような、そんな粒揃いのグループだったんだなと。それぞれへのインタビューシーンは、言葉を選びながら、当時刺さってそのままの棘を少しだけ見せてくれるようなものでもうボロボロ泣いた。
彼女達がグループ名を変えた現在も活動を続けてることを素直に、すごいなぁ、良かったねぇと思う…。ただ一方で、頑なに欅坂を'一旦離れる'という言葉を使ってた平手ちゃんの、帰る場所はなくなってしまったんだなぁとも思う。(平手ちゃんは現在のソロアーティストの方が向いているとは思うものの)
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