おーちゃん

僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46のおーちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

再鑑賞。

2020/9/3
前夜祭にて。
欅坂46はこの2年ほど前からファンです。
乃木坂46や日向坂46に対して度重なる疑惑や噂。スキャンダルや卒業&脱退ラッシュ。
かなり異質なグループである欅坂46のドキュメンタリー映画です。
ファン向けに作られているので、まったく知らない人は困ると思います。

この作品を観ていて思ったことは2つあります。
1つは、「全然足りない」
インタビューも多いし、デビューあたりから先日の配信ライブまでを「綺麗」にまとめてます。が、ファン向けですがあくまで「ファン初心者もしくはこれから好きになりたい人」向けです。
どの辺りを楽しみたいかにもよるかもしれませんが、明らかにファンが知りたい「嘘と真実」の奥まで覗かせてくれませんでした。初めて知ることもありましたが、予想の範囲は出ませんでしたね。真相は闇に葬られるのでしょうか?

私だけかもしれませんが、「実際どうだったの?」という疑問点がハッキリしませんでした。

・てちは何故あんなに病んでしまって脱退まで追い込まれてしまったのか?具体的な経緯が無い。←これ1番

・ずーみんへのイジメはあったのか?卒業の理由は?インタビューなし?

・なぜてちだけじゃなく他のメンバー、特に鈴もんは笑顔を無くしたか?黒い羊のMV撮影後に倒れ込んでいる平手に寄り添うメンバーの後ろに無表情でただ立ってた映像が恐怖でした。

・ねるちゃんもやんわりスルーだし、不祥事で卒業したメンバーもスルー。乃木坂46も日向坂46もドキュメンタリーで不祥事の話はしっかりやってました。

・ひらがなと合同の選抜が決まり、平手がキレたという逸話は本当なのか?

・武道館のライブは何で中止にまで追い込まれた?他は平手抜きでやってたのに。

・2期生や新2期生が配属先を運営が決めるときに、メンバーの親御さんから「欅坂46に入れるならバックダンサーにさせるだけなので入れるな!」と訴訟問題にまでなったという噂は本当なのか?←まぁこれはやらないよね…

たぶん以上かな?これがそもそも知りたくて観に行ったんです。


2つ目は、「パワハラ告発映画じゃん…」です。
簡単に言うと、運営の無理矢理やらせてるように見せてるパワハラ。平手が辛いの知ってても敢えてそれをパフォーマンスする曲を作る秋元康のパワハラ。期待値による間接的なファンからのパワハラ。
そう見えちゃったんですよ。

明らかにフラフラして「嫌だ!嫌だ!」と言ってる平手を無理矢理引っ張って舞台に出してるスタッフ。もう見てられませんでした。

不協和音、黒い羊は明らかにメンバーから浮いてる平手そのものの歌詞で本人に歌わせて、黒い羊の演出は完全に平手を全員で追い出すような演出でした。見事、黒い羊は居なくなったということでしょうか?それさえも売りにしてしまう秋元康の作詞は悪意あるよね明らかに。
たまたま平手と重なったと言うなら絶対に嘘だ。

そして真実をちゃんと運営が話してくれないから、ファンは御門違いの期待をしてしまい、度重なる誹謗中傷に繋がる。東京ドームライブで不協和音のイントロが流れた時に、平手の体調を心配した人はどれだけいただろうか?

平手が悪者もしくはやっかいもの扱いされてる描写しかない。


私は、今精神的な問題で仕事に行けなくなってます。今月から少しずつ復帰してますが、仕事が急にできなくなってしまったときの体調の発作は信じられないほど辛いものです。それでも平手さんの気持ちが分かる訳ではないです。何がきっかけだったのか?何が自分に起きているのか?私自身もよく分かりません。なので、いつか平手さんが脱退理由を話せるときが来たら良いですね。
お疲れ様でした。ゆっくり休んでください。

長々と色々書きましたが、これからも欅坂46のファンであり改名後もファンです。
頑張れとは言えないけど、大人として見守らせていただきます。