特撮ファンでもなく、主役2人のファンでもなく、三木聡および時効警察ファンとして観に行ったので楽しめた。
いや、確かに設定、小ネタ、すべて馬鹿馬鹿しいけど、その馬鹿馬鹿しさを観に行ってるわけで、私は大いに楽しめた（認知症の母がちゃんと楽しめるかどうかハラハラしながらだったから、多少ヒヤヒヤもしたけど、何度か笑いながら顔見合わせたぐらいだから、母も楽しめた模様）。
内容に意味を求める人には向いてないと思うけど、とにかくその馬鹿馬鹿しいことに真剣に取り組んでる大の大人たち、しかも演技の上手い俳優たちだからこそ、そこのギャップとシュールさが良かった。
主役の二人は、ちょっと異質に感じたけど、なんていうか、昭和の女優俳優（いや特撮風ってことなのか？）を演じてる感じもあり、恋愛シーン含めて、その嘘くささがまたそれなりの効果を発揮してるのかもなとも思った。
いずれにしても、社会風刺もあり、三木ワールド万歳だった。特にふせえりと岩松了のやりとりは時効警察さながらでもあり、なんか壮大な世界設定でのお遊びが堪能できた。
