ねこまるキャット

キャンディマンのねこまるキャットのレビュー・感想・評価

キャンディマン(2021年製作の映画)
3.4
『差別』×『怪談』
鏡に向かってキャンディマンと5回唱えると殺人鬼に殺されるという都市伝説について調べていくお話。

あらすじだけ読んでホラーを期待するとがっかりしてしまう社会派作品。

"事実を伝えていかなければならない"というメッセージ性を強く出したいのか、やたら対談のような構成の会話が多く、ホラーとして見ると物凄くテンポが悪く、冷めてしまう。

人種差別問題をかなりストレートに伝えきますが、そのような作品はいくらでもあるので、別にキャンディマンである必要性も感じる事が出来ず。

ゲットアウトやアスのように不気味な雰囲気をベースにそういったメッセージ性があれば良かったんですが、今作はなんだか作風は二の次というような印象でした。